女性と年金 年金とライフプランのブログ

スポンサードリンク


女性と年金


女性と年金

女性と年金
考えてみれば不思議なタイトルです。
基本的に法律は男女の差は設けてはいません。
絶対的とまでは言いませんが、法の下に男女は平等であるべきです。

年金も同じです。
国民年金も厚生年金も意図をして男女の差を設けていたわけではありません。
ただ、特に老後の年金については、男性の年金額が多く、女性の年金額が少ないということが現在でも多く見受けられます。
どうしてでしょうか。


★年金に関する新刊の本がここにあります。★
これは必ずしも法律が差別をしていたわけではありません。
ただ、当時の社会情勢などにより結果として女性の年金額が少なくなってしまった場合が多いようです。

厚生年金は、労働者年金保険として昭和17年6月に誕生し、19年10月に厚生年金になりました。
既に70年近い歴史があります。
一方、国民年金はずっと遅れて昭和36年4月にスタートをしていますが、こちらも50年近い歴史を刻んでいます。

女性の年金が少ない理由は当時の年金制度に端を発するものであり、特に女性だけを対象にした制度ということではないにせよ、実質的に女性がその制度に該当することが圧倒的に多かったようです。
女性の年金が少なくなってしまった制度。
その主な制度は次のとおり2つあります。

国民年金には任意加入という制度がありました。
厚生年金には脱退手当金という制度がありました。
(現在でも任意加入や脱退一時金という制度はありますがそれとは異なります。)
この両制度は昭和61年3月まで続き、この制度の適用を受けた方は老齢の年金が少ない場合が多くなっています。

昭和61年4月に基礎年金制度ができたことにより、当時の任意加入や脱退手当金の制度は改められましたが、かといってその制度を受けてきた人たちに対する年金額についての救済措置はありませんでした。
したがって、この人たちの年金額は低くなることが往々にしてあったわけです。

年金を学んでいるとよく聞く言葉に「老後の年金は夫婦で考える。」というものがあります。
本当にそうでしょうか。
年金の受給権は一身に専属したものです。
夫婦だからといって相手の年金をどうこうすることは一切できません。
つまり、自分の年金はあくまでも自分のもの。
年金は夫婦で考えるべきものではなく、一人ひとり自分のものとして考えることの方がむしろ適切であるような気がしています。

では、なぜ、年金は夫婦で考えるということが言われるようになったのでしょうか。
これもやはり昭和61年3月までの任意加入や脱退手当金の制度を背景にしているものと思われます。
当時の社会状況を考えると、会社員の夫、専業主婦の妻というのが夫婦の一般的な形と考えられてきました。
したがって、老後の年金は夫に多く、妻に少ない。
でも、夫婦の年金を合算すれば老後はある程度の生活をすることができる。
このようなことが年金は夫婦で考えるという下地になっているものと思われます。

今回は、数回に分けて年金の歴史を振り返りながら、女性と年金のことを考えてみたいと思っています。

年金とライフプランのブログ トップへ
保険や年金に関する情報は、
保険ブログランキングへ
スポンサードリンク