舛添厚労相、「民主マニフェストは批判に耐えられない」
舛添氏は、所得比例年金に最低保障年金を上乗せして支給する民主党の年金制度改革案については「金持ち優遇になる」と指摘。【産経新聞】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090728-00000543-san-pol
民主党のマニフェストが公表され、さまざまな分野で民主党の考えが示されています。
それと同時に反対勢力からは早くも多くの批判がでてきています。
その一つ一つの是否はさておき、ここでは年金のことを少しばかり考えてみたいと思います。
少しばかりと記したのは、まだ民主党のマニフェストが公表されただけの段階で詳細は分かっておらず、また、自民党などのマニフェストもこれからという状況なので、今後も同じ課題を考える可能性が十分にあるためです。
ところで、厚生労働大臣は民主党の年金改革の「所得比例年金」部分を指して「金持ち優遇」と批判をしています。
確かに、それも理解できるところですが、私がより注目をしているのは「最低保障年金」の部分です。
民主党に限らずこの最低保障年金については他の政党も主張をしています。
確かに、心豊かにセカンドライフを過ごすためには、ある程度のお金は必要でそうした側面から最低保障年金という考えが出てきたことは理解できますし、十分に検討をしなければいけないことだとも思います。
ただ、私個人としては最低保障年金に大きな疑問も持っています。
最低保障年金の制度を創設すれば低年金の人だけでなく、無年金となっている人でさえも助けることができます。
それは一面では素晴らしいことに違いはありませんが、同時に年金制度に背を向けた人についても年金制度が手を差し伸べることになってしまいます。
現在の年金制度に問題点はあります。
でも、年金制度に背を向けていなければ無年金になることは、余程の事情がなければ考えられないことでもあります。
年金制度に背を向けていた人に、最低保障年金という年金を支給するのは一種のモラルハザードになってしまい、結果的にはより大きな年金不信を招いてしまう可能性も十分にあると感じています。
最低保障年金を批判する人の多くは、その材料を財源に求めています。
確かに実務上は財源が最大の問題になることは間違いのないところです。
ただ、私はそれ以上に「年金制度」の基本的な考え方を逸脱してしまう可能性があるという理由で「最低保障年金」を肯定することができない状態でいます。
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